耳鳴りの原因の一つとして、『鼓膜』が破れてしまったことによるものがあります。耳元で大声を出されたことで、鼓膜が破れてしまったなんて経験はないでしょうか?
よく勘違いされることですが、耳元で大声を出されるくらいで簡単に鼓膜が破れるという事は少ないです。では、どんな時に鼓膜が破れてしまうのでしょうか。
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ちょっとしたことが原因
平手打ち
昔にアントニオ猪木なんかが、気合いを入れるために平手打ちしている姿をよくTVで見かけた人も多いのではないでしょうか。
これは当たり所が悪いと、それだけで鼓膜は破れてしまうのです。
球技
平手打ちされる状況は、あまりないと思いますので、他のスポーツを例にとってみるとサッカーや野球などでボールが耳付近に当たってしまうときも同様です。
競技に使うスターター
陸上競技のスタート時に使う、ピストルの音も同様です。
これは耳元に近い場所で行うことで、衝撃と大きな音が重なることで衝撃波のような感覚に近いですね。これは鼓膜を破る可能性があるんです。
スターターの役割を行う方は、必ず耳栓をするか腕で耳を覆い隠す形で行うことで耳への衝撃を緩和・回避することができます。
鼻を強くかんだとき
これはかなり衝撃的なことですが、鼻をかむ行為で鼓膜が破れることがあります。
くしゃみで肋骨を骨折するのと似ています。
耳掃除中
綿棒を使った耳掃除中に、綿棒を耳の奥に入れ過ぎて鼓膜が破れることも少なくありません。
特に、子供などに耳掃除を行う場合は、奥まで綿棒を入れ過ぎないように注意しましょう。
耳はデリケートな部分なので、些細なことも注意する必要があります。
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鼓膜が破れたと思ったら
鼓膜が破れることで、一生耳が聞こえなくなると勘違いしている人も多いでしょう。
鼓膜は、その名前が示す通りに薄い膜で出来ているため、風圧などの強い圧力に弱いです。
実際には鼓膜は破れることがあっても、再生することが可能な部位なので時間の経過とともに自然治癒していくものです。
個人差はあれど1か月も経過すれば自然と完治していることでしょう。
まとめ
鼓膜が破れた時は、一時的に音が聞こえなくなるだけで、完全に聞こえなくなるということはなく微かに聞こえる、それに伴う症状として耳鳴りがひどいので音がこもって聞こえてしまい聞き取れない状態です。
鼓膜は再生能力が高いため、1ヵ月くらいの期間で自然治癒するのです。
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