自分では決して見ることの出来ない場所の掃除は感覚のみによって行われるため、ついつい深みにハマってしまう方も多いと思います。
ですが、感覚のままに、気持ちの向くままに、思いっきり掃除してしまうと、後でとんでもないことになってしまうかもしれません。
何の話をしているかと申しますと、年末の大掃除…の話ではなく、「耳掃除」の話です。
昨今では耳の中をカメラで写しながら掃除出来るという機械も存在するそうですが、これは結構なお値段もするので、持っている方はあまりいらっしゃらないのではないかと思います。
そして、大半の方は自分の目では確認することなく、「気持ちいい」という感覚に身を委ねてしまうのです。
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綿棒に汁痕が・・・
しかし、ちょっと待って下さい。あなたの耳は傷ついているかもしれません。綿棒にキツイ臭いのする汁がついていたら、それは危険信号です。
その汁は汗の場合もありますが、色が黄色い場合は「浸出液」と呼ばれるものである可能性が高いです。
浸出液とは、傷ついた皮膚に細菌が感染したときに出てくる液体のことです。 この液体が出てきたら、すぐに耳掃除を辞めて、耳鼻咽喉科に行って下さい。
放っておくと、細菌だけではなく、カビがはえてしまうこともあるそうです。
そうなると、身をよじるような痛みに苛まれます。更に状況によっては、手術が必要となることもあるそうです。
そうなる前に、病院に行きましょう。早めに行けば、飲み薬や塗り薬で完治することが多いです。
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耳がかゆい
しかし、耳がかゆいのを我慢するのは大変です。ですが、ここでかいてしまうと、かゆい→汁発生→汁固まる→それを剥がすために綿棒を使う…
という悪循環に陥り、症状は悪化の一途を辿るのです。どこかで、かゆい気持ちを抑え、病院に行く勇気が必要となるのです。
病院で処方された薬を飲むなり塗るなりすることにより、症状は改善されます。とは言っても、病院も千差万別です。
一件目で目立った改善が見られないようであれば、セカンドオピニオンも視野にいれるべきです。きっと、あなたに合った病院、そして、治療が受けられる日がきます。
まとめ
ここで注意して頂きたいのは、インターネットなどに載っている民間療法です。中には、大変危険なものも含まれています。
そういったものは、鵜呑みにせず、あくまで、病院に行って医師の治療を受けて下さい。
しかし、かゆいばかりでなく、痛みが発生した場合は、一時しのぎには変わりありませんが、市販の鎮痛剤を飲むと良いかと思われます。
耳の汁は放っておくと、大変なことになります。十分に気を付けましょう。そして、悪化する前に病院に行きましょう。それが最善の方法です。
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